インスタグラムを見ていて興味を持ち、フォローするお店がたまにあります。しばらく見ていると気になって、いざお店に行ってみるのですが、ネットで見ていたのとは全然違ってがっかりしてしまい、そのままフォローを外すことが多いです。
なぜこんなことが起こるのかというと、お店側が「情報を正確に伝えていない」からです。
- インスタグラムでは「饒舌」なのに、本当は極度の人見知りで愛想が悪い
- ものすごく狭いのに、広く見えるように撮影している
- 品揃えが豊富にあるように見せて、実は店頭にはほんの少ししか無い
こういことが原因です。
先日、表参道にある雑貨屋さんのアカウントを見つけました。気になるうつわがあり、フォローしてみました。すごく「ウエルカム」な感じが伝わってきたので、用事があるついでに行ってみました。がっかりしました。
お店のドアを開けると男性店員がいたのですが、聞こえないくらい低い声で「こんにちは」と言われ、そのまま下を向いたままです。いきなりこの感じかと思い、出鼻をくじかれた気がしました。
写真では広く見えたのですが、お店はとても狭く、圧迫感がありました。ネット上には豊富に揃っていた、お目当ての商品も置いてません。「思ってたのと違う!」と感じ、すぐにお店を出て、その場でフォローを外しました。このお店に行くことは、もう二度とないでしょう。
気持ちは分かります。いくら表参道と言えども、奥まった場所にあるので、人がたくさん通るわけではありません。だからSNSを使って集客しようとするのは理解できます。が、あまりにも「ギャップ」が大きすぎます。
愛想が悪いなら、口下手な店主がやってますと正直に書いた方が、よっぽど好感度は上がります。狭いなら狭いと堂々と言えばいいのです。店頭に商品を置いていないなら、声をかけてもらえればすぐに出しますと一言書いておけば事足ります。
こういうことが出来ていない個人店のアカウントがとにかく多いです。これでは何のためにSNSをやっているのか分かりません。PRするつもりが、完全に「マイナス」にしかなっていません。
あなたのアカウントも、見る側からすると、こんな風に思われているかもしれません。そういうことを言ってくれる人はいないので、気付いていないだけです。そのくらいに思っておかないと、SNSの運用というのはうまくいきません。