「起業するなら、楽観的な人と悲観的な人のどちらが向いていますか?」と、アラサー女子に聞かれました。「悲観的に準備して、楽観的に構えれる人が向いてます」と回答しました。
ごく一般的に考えて、起業してうまくいく確率は「1%以下」です。その確率を少しでも上げるためには、準備を万全にすることです。その分野について徹底的に調べたり、需要の予測をしたり、他に何か出来ることはないかと考えたりと、やるべきことは山のようにあります。
そこまでとことんやった上で「売れなくても、まぁ仕方ないか」と楽観的に考えれるかどうか。そこが大事です。
ここから「経験談」をします。私は起業してから15年間、色んな人を見てきましたが、楽観的すぎる人も、悲観的すぎる人も、うまくいっていません。
楽観的すぎる人は、準備を疎かにしたり、場当たり的な対応ばかりする傾向にあります。本人は何とかなると思っていますが、現実として売り上げが立たないので、事業として続きません。
悲観的すぎる人は、頭の中で悪いイメージが先行するので、行動が伴いません。あれこれ考えているうちに、他人に先を越されたり、やっぱり無理だと思って諦めたりします。
というように、楽観的でも悲観的でも、どちらか一方に「偏っている」と、結果的にはうまくいきません。そういう意味でも、準備は悲観的に、その後の流れについては楽観的に、という「ミックス」が重要だと言えます。
ちなみに私は、根は悲観的ですが、意外と図太いところがあるタイプです。調査したり分析したりという面倒な作業が大好きなので、そういう部分に関しては徹底的にやります。もうこれ以上は調べたり考えても仕方ないというレベルまでやったら、後はどうにかなるだろうと「執着を手放す」のが得意です。その結果、今ここにいます。