人気コンサルタント養成講座を受講中の方から「コンサルタントがクライアントの成果を出すのに最も必要なことは何ですか?」と質問されました。「相手が理解できるまで何度でも説明してあげることです」と答えました。
お客様には色んな人がいます。読解力の高い人もいれば、一度聞いただけでは理解できない人もいます。比率でいうと「1:9」です。それだけ日本人の読解力は低いので、そこに合わせてあげないといけません。
私のブログには、お客様から実際に聞かれたことばかり書いています。これは全てアフターフォローの為です。言い換えれば、個別コンサルの「復習」をしてもらっているのです。
- 会う前にブログを読んでくる(予習)
- 実際に対面して話す(本番)
- 帰ってまたブログを読む(復習)
こんなイメージです。これを繰り返し行えば、自然と読解力も上がり、成果にも結びつきやすくなります。
たった二時間の個別コンサルでも、話は多岐に渡ります。最初の頃に話していた内容は、後半にはもう忘れている可能性が大です。しかもお客様は緊張しています。話についていくだけで必死な場合もあります。
そういう人のために、私がメモした内容を、最後に渡すようにしています。そこには箇条書きでお客様の経歴や今日のポイント、今後やるべきことがA4一枚でまとめられています。
売れるようになった人の中には、このA4用紙を「お守り」代わりにしている人が大勢います。壁に貼ったり、ノートに挟んで、その都度、見返しているそうです。ほんのメモ程度という感じで気軽に書いているのですが、人によってはそれだけの「効果」があるということです。
一度話しただけで、話の内容を理解できる人なんて滅多にいません。そんなに頭が良くて有能な人なら、私のところに相談に来ていません。そうでないから「なんとかしてください」と来るのです。
そこを理解したうえで、どうすれば良いのか。そこを考えるのがコンサルタントの役割であり、仕事の醍醐味でもあります。