「笹野さんのブログを読んでいると、相談に来た人との会話がリアルに思い浮かぶので、とても感情移入しやすいです」と千葉県在住の20代の方から言われました。わざとそういう風に書いています。それを見抜くとは、なかなか良いセンスです。
私のブログの8割以上は、この書き方です。相談者から実際に聞かれた質問を「そのまま」書き、それに対しての「回答」を続きに書いています。すると、読んでいる方は、二人の会話を隣で聞いているような感覚に陥り、感情移入しやすくなるのです。
もっと簡単な方法は、以下のようにAとBで分けるやり方です。
A「お金だけ取って何も教えてくれない講師がいてね」
B「ふんふん、それで?」
A「その人の講座をもう辞めようと思ってて」
B「そうね、辞めた方が良いかもね」
A「でも、ちょっと言いづらくて」
B「それは、ハッキリ言うべきよ」
こんな風に書くと、たった数回のやり取りで、会話の内容がリアルに浮かんできます。
あなたは文章のプロではありません。読みやすくて伝わりやすい文章なんて書けないし、もし書けたとしても、じっくり読んでもらえることなんて滅多にありません。だから、そこに「労力」をかけるのは無駄です。
それならいっそのこと、ブログのほとんどを会話調にしてしまいましょう。その方がよっぽど伝わりやすく、読みやすいです。誰が、何に困っていて、どう解決したのか。それを端的に書ける人を目指すのではなく「どう伝えるか」だけを意識しましょう。そうすることにより、あなたのブログは今よりグッと良くなりますよ。