「空いている時間を使って在宅ワークをしたいのですが、どうすれば稼げるようになりますか?」と主婦の方に相談されました。在宅ワークで稼いでいる人はどんな人か?を考えれば、答えが見えてきますよ、と回答しました。
まずは、在宅ワークを「発注」する側の立場になってみましょう。多くの人が、家から一歩も出ずに、空いた時間でサクッとお金を得ようと思っています。そういう人は世の中にごまんといるので、仕事の単価は低くなります。なので、発注者からすると、安い金額で、仕事を依頼することが出来るのです。
少し調べたら分かりますが、在宅ワークで稼げるのは「月に1万円〜5万円程度」です。どれだけ頑張っても10万円未満でしょう。これは、誰でも出来る仕事を、多くの人がやりたがっているので、仕事の単価が低くなるからです。
一方、在宅ワークで稼いでいる人というのも、世の中にはいます。売れっ子の作家やライター、漫画家、プログラマー、投資家、デザイナーやアーティスト、ミュージシャンやごく一部のユーチューバーなんかも、ここに入ります。
この2つを比較すると、稼げる人には特定のスキルや才能があり、かつそれを求めている「需要」があるということです。それがあれば在宅ワークでも稼げるし、無ければ大して稼げないという、極めてシンプルな話です。
「在宅ワークで稼ぎたい」と思っている人は多いですが、それには何が必要で、どうしたらそうなれるのかまでは考えていません。家から出たくない、楽して稼ぎたいという思いしか持っていません。だから「誰でも、楽に、簡単に稼げますよ」という詐欺師に引っかかるのです。
外で働くとか、在宅ワークとかの前に、あなたに何が出来て、それを求めている人がどれだけいるのかが重要です。考えるべき「順番」を間違えていると、いつまで経っても、安い下請け仕事しか出来ませんよ。