「思うように人が集まらないんです」という名古屋在住の姿勢改善アドバイザーの方から相談された実例です。サイトやインスタグラムを見て思ったのが「やたらと専門用語が多いな」ということでした。それをやめたら集客できるようになりました。
体のメンテナンスやトレーニングには、国内外問わず、いくつもの「流派」があり、それぞれが、それぞれのやり方を主張しています。それは別に構わないのですが、どっぷりハマってしまうと、少し宗教チックに映ってしまいます。それを如実に表すのが、専門用語です。
素人からすると、何を言っているのか分かりません。初めて目にするカタカナが一つでもあると「え?ナニコレ?」となります。二つ出てくると「もう、やめておこう」となります。ここを理解しておかないと、ネット集客はできません。
私は常に「初めてその情報に触れた人」の視点でチェックします。その観点で、分からない単語をリストアップし、使うのを一切やめてもらいました。その代わりに、理解しやすい言葉に置き換えてもらいました。そうすると、サイトの「滞在時間」が劇的に伸びたのです。
以前は15秒ほどだったのが、1分30秒くらいまで伸びました。じっくり読んだり、複数ページを読む人が増えたということです。専門用語をやめた効果が、こういうところに出ました。
サイトの滞在時間が伸びると、問い合わせや申込みの数が増えます。実店舗でも、すぐに出ていく人より、じっくり見ている人の方が、購入数や購入金額が多いのと同じです。
その仕事に長年携わっていると、ついつい専門用語を使いがちです。業界歴が長い人ほど、その傾向にあります。が、あなたのサイトやSNS・ブログを読んでいるのは「素人」です。その人に合わせてあげることがいかに大事か、という実例でした。