女性起業家向けビジネスコンサルタント笹野健の公式ブログ

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無料の起業相談に行ったら時間の無駄でした

「世田谷区のやっている"女性のための起業・経営相談”に行ったみたのですが、はっきり言って時間の無駄でした」という方が、個別コンサルに来てくれました。チラシも見せてもらったのですが、まぁ、そんな感じだろうな、という内容でした。

 

「事業計画の立て方や開店資金・融資・販路拡大のヒントまで、創業支援の専門家にご相談ください」と書いてありますが、この時点で違和感がありました。

 

始めに言っておきますが、起業に事業計画は不要です。個人でやるスモールビジネスには、資金調達のアドバイスもいりません。融資制度や手続きについても色々と教えてもらったそうですが、利用するつもりがなければ、それも必要ありません。販路拡大のヒントをもらっても、何を売るかが決まっていなければ、意味がありません。

 

中小企業庁に委託された「コーディネーター」というおじさんが対応してくれたそうですが、どう見ても「儲かってなさそうな人」だったそうです。日本政策金融公庫の職員も出てきたようですが「話が難しすぎて、何を言っているのか、さっぱり理解できませんでした」とのこと。これでは時間の無駄だと感じても仕方ありません。

 

行政や自治体がやっている創業支援で、まともなものはほとんどありません。対応に出てくる「自称専門家」は暇で仕事のないおじさんばっかりです。もし売れっ子なら、そんなところに出てきません。自分の仕事で忙しいからです。

 

大したお金にもならないのに、そういうことをやりたがる人は、名刺に「世田谷区創業支援コーディネーター」と書きたいだけです。要するに、自らを売ることのできない残念なおじさんの「暇つぶし」に付き合っているようなもんです。

 

そんな人にどうやって売っていけば良いのかを相談しても、大したアイデアは出てこないでしょう。そもそも本人が売れてません。そんな人に、他人を売ることは出来ません。

 

行政や自治体の職員が、仕事において最も大事にしていることは「文句を言われないこと」です。今の時代、どこからクレームに発展するか分かりません。いつ、SNSで告発され、炎上するか分かりません。それを避ける為に、当たり障りないことしか言いません。それが「公務員という生き物」です。

 

その意向を汲んでやるので、当然、アドバイスも当たり障りない、普通の話に終始します。どこかで聞いたことのある話や、既に知っている話が大半です。無料だから仕方ないといえば仕方ないのですが、必要以上に期待しないことです。

 

ちなみに、商工会議所も同じようなもんです。

→商工会議所の無料相談に行ったらダサいおじさんが出てきてがっかりした件

 

せっかくやるなら「本物のプロ」に、きちんとお金を払って相談しましょう。長年やっていて、しっかりと結果を出している人が良いと思います。その方が、時間もお金も節約できますよ。

→起業準備中・起業したい人向けの記事

→個別コンサルの料金と詳細