自分に合った仕事を見つけた人の共通点は、合う仕事が見つかるまで、ひたすら「探し続けた」ことです。だから見つかったのです。10回も転職した経営者、12回も会社を転々とした証券トレーダー。そんな人を知っています。
自分の能力は、どこにあるのか。どこで勝負すれば、楽に勝てて評価されるのか。それを一発で見抜ける人なんて、この世にはほぼいません。たかだか一社や一つの職業だけで、全てを判断することなんて、非常に困難です。
だからこそ、あれこれ試してみたり、「ここは違う!」と思ったら、すぐに次に移るフットワークの軽さが、生きていく上では重要なのです。
「自分に合った仕事をしたい」と、相談に来る人は多いですが、その為に何かしているかというと、何もしていません。今までやったことのある職種で、少しでも条件の良いところを、せいぜいネットで探すくらいです。だからいつまで経っても、自分に合った仕事が見つからないのです。
あなたは今、やっている仕事に不満があり、自分には合ってないと思っています。ということは、今まで「やったことのないこと」をやった方が、合う仕事に出会う確率は高いです。
この世には3万種類以上の、仕事があると言われています。その中から探せば、いずれ必ず見つかります。もし見つからなければ、自分で作れば良いのです。
事務しかやったことがない人が、営業をやってみたり。大きな会社にいた人が、小さな会社で働いてみたり。安価な商品を扱っていた人が、高価な商品を扱ってみたり。今まとは違う世界に入ると、意外な「発見」があるものです。それを楽しみにすれば、ワクワクしてくると思います。
私はイベント運営会社、ネット通販会社を経て、コンサルタントとして独立しました。それぞれ別の仕事ですが、今となっては全てが繋がっています。イベント運営会社が1年、ネット通販会社が3年、独立してもう15年です。今の仕事が、自分には合っているということです。
どの仕事をしないといけないという、ルールはありません。自分に合った仕事が見つかるまで、探し続ければ良いのです。何度も転職しても大丈夫です。誰もそんなこと気にしてません。気にしているのは、あなた「だけ」です。