「コンサルタントには怪しい、詐欺師、胡散臭いというイメージがありましたが、笹野さんのような方もいるんだなと分かり、直接お会いしてお話させて頂いたおかげで、そのイメージが今日で覆りました」と、これまで色んなコンサルタントに会ってきたという方に言われました。
「コンサルジプシー」という言葉があるように、コンサルタントをネット上で探し、色んな人に会いに行っている人がよくいます。今日はAさん、次はBさん、その次はCさんというように転々としていますが、結局、こういう人は誰のことも信用していません。だから、次から次へとコンサルタントを探し続けるのです。
なぜそうなるかというと、自分の中に明確な「軸」が無いからです。こういうことを聞きたいとか、自分にとって何が足りなくて、何を教えてほしいのかという観点が欠けています。
そんな状態でコンサルタントに会うと「疑いの目」でしか見れません。何か売りつけられるんじゃないかとか、自分は騙されているんじゃないかという思いが勝ってしまい、他人を信用できなくなります。
それともう一つ問題なのは、色んな人に会っていると言いながら、実は「同じような人ばかり」に会っているということです。コンサルタントとしてのレベルや質、言っていることがよく似ているのであれば、何人会ったところで同じです。
「他の人はみんな同じようなこと言うので、途中で退屈になったことがよくあります」とも言っていましたが、それはあなたが同じような人ばかり選んでいるからですよ、と伝えると「ハッ」としていました。今まで気付かなかったのだと思います。
確かに、コンサルタントという職業は、怪しい、詐欺師、胡散臭いというイメージが根強いです。本当に色んな人がいるのと、「自称:〇〇コンサルタント」として事件に関与して逮捕されたりする人が多いからです。
それはもう個人の力ではどうしようもないので、私は別に気にもしていませんが、良いイメージを持てないとか信用できない原因は「選ぶ側にもあるんだよ」ということを覚えておくと、痛い目に遭わないと思います。