「笹野さんの書評ブログやインスタグラムを見ていると、よくそんなに時間があるなと思うのですが、どうやって時間を捻出しているのですか?」とコンサルタント養成講座を受講中の方から質問されました。簡単な話です。やりたいことだけをやり、やらなくていいことをやらない。それを「徹底」しているだけです。
どんな人でも、以下の3つを削減すれば、いくらでも時間を生み出せます。
- ダラダラとスマホを見る時間
- なんとなくテレビを見る時間
- そんなに好きでもない友達や知人と会う時間
私はこの3つを徹底的に削減しています。その結果、多くの体験や知識、知恵を得ました。これが私の「財産」です。
スマホは用事のある時しか見ません。テレビはつけっぱなしにしていることはなくて、Tverで見たい部分だけ見ます。一時間の番組でも、実際に見ているのは10〜20分程度です。プライベートでは滅多に人に会いません。年間で「数回」くらいです。こんな生活をもう何年も送っているので、好きなことにたっぷりと時間を使えるのです。
読みたい本は山のようにあるし、見に行きたい美術展はしょっちゅう開催されているし、落語も聞きに行きたいし、野球もサッカーもラグビーも観に行きたいので、部屋でダラダラとスマホやテレビを見ている「暇」がありません。時間の使い方として「もったいないな」と感じてしまいます。
好きなことがあるのなら、他のことには目も触れず、そのことに「全振り」するくらいでちょうどいいと思います。例えば、誰かの「推し活」をしているなら、その活動をする為に一年間没頭するとか、食べ歩きが好きなら、そればっかりやるとか、そういう時間の使い方が良いと思います。
時間の使い方が下手な人の特徴は「どうでもいいことに結構な時間を使ってしまっている」ということです。一日は24時間しかありません。こんなことをやっていると、好きなことをやる時間がどんどん減ってしまいます。そのことに、いち早く気付くことです。
私は勤労意欲が極端に低い人間です。仕事に使っているのは、せいぜい、日に2時間程度です。睡眠が8時間前後なので、残りは14時間しかありません。その時間を目一杯使っても、死ぬまでに好きなことは全部できないでしょう。そう考えると、とてもスマホやテレビやどうでもいい他人に時間を使っている場合ではないのです。