「夫が話を聞いてくれないんです」とか「上司や同僚がまったく耳を傾けてくれなくて」と嘆く人が多いですが、理由はたった一つです。あなたの話が「つまらないから」です。これ以上でも、これ以下でもありません。その「事実」をまずは受け入れましょう。
人は、興味のある話やおもしろい話であれば聞きます。いくら状況が悪くても、何か他の用事をしていても聞こうとします。そのくらいおもしろい話には、人を惹きつける力があるということです。
あなたの話には、以下のような特徴があります。
- 長い
- 論点が見えない
- 結論がよく分からない
- 編集されていない
- 登場人物が多すぎる
- オチも無い
こんな話を聞かされる身になってみてください。うんざりするのが「普通」で、わざわざ聞いてくれる人なんていないのが、よく分かると思います。
「話を聞いてほしい!」と言う人ほど、人の話を聞いていません。自分ができてないのに、他人にはしてほしい。その時点で「矛盾」しています。わがままです。自分がしてほしいなら、まずは自らの行動を見直しましょう。
人の話をじっくり聞ける人は少ないです。100人中「1人」くらいしかいません。人は、自分の話を聞いてほしくてたまらない生き物であり、聞いてくれる人のことを勝手に「信頼」します。だから、その1人に相談が「殺到」するのです。
話を聞いてもらいたいなら、まずは他人の話をじっくり聞き、分析することです。
- どんな言葉や言い回しを使っているのか
- 構成や順序はどうなっているのか
- ポイントはどこにあるのか
- 緩急や強弱はどのようにつけているのか
こんな点を意識しながら聞いていると、自然と話がうまくなります。テレビでもyoutubeでも構いません。好きな芸人や漫才師をよく観察してみましょう。一ヶ月も続ければ、あなたの「会話力」は格段に上がります。
ちなみに私は、30歳頃から「狂ったように」落語ばかり聞いていました。単純に面白いなと思って聞き始めたのですが、これが仕事に役立ちました。今でも好きな落語家さんの独演会によく足を運びますが、とても勉強になります。良かったらyoutubeで探してみてください。