「起業しようかどうしようかずっと迷っていたのですが、女性のコンサルタントに相談しても曖昧なことしか言ってもらえず、不満が溜まっていました。はっきり言ってくれる人をずっと探していたところ、笹野さんのブログに出会い、まさにこんな人を求めていた!という気持ちになりました」と、建設会社にお勤めの40代の方から言われました。
日本人は物事をはっきり言わない人が大半です。本音を隠し、世間体やうわべだけで物を言う人が100人中99人です。特に女性同士になると、余計に言いにくい面があり、心の奥底で思っていることと、実際に言っていることに大きなギャップが生じます。
私は他人にどう思われるとか、全く気にしないタイプです。はっきり言った方がその人の為になるなと判断したら、正直に伝えるようにしています。もちろん言い方には気をつけますが、それで相手を傷つけたり、揉めたということは一度もありません。
この方は、はっきり言って、起業に向いていないタイプでした。他人が客観的に見たら、すぐに分かります。それなのに「どうしよう?どうしよう?」とずっと悩んでいるのは時間がもったいないです。
そのことを理由と共に淡々と説明したら、とてもスッキリとした表情になり「結局、向いてないということを、他人にはっきりと言ってほしかったんだと思います」と言っていました。
こういう人、実はものすごく多いです。現実は直視したくないし、認めたくもない。でも、自分では能力も根気も無いことが嫌というほど分かっている。起業してもたぶんうまくいかない。でも、それを自ら判断したくない。だから専門家の口から、一度はっきりと言ってほしい。こういう心理です。
ここまで読み進めている時点で、あなたもきっと同じようなタイプです。はっきり言ってほしい人を探しているなら、どうぞ私を「利用」してください。悪者になっても構いません。その役目を引き受けます。それであなたの人生が良い方向に修正されるなら、その方がよっぽど嬉しいです。